スカンジナビアの歯周治療がベースです(個人的見解として世界一と言っても良いでしょう)。
通常時の抗菌治療はお勧めしません(無意味です。)※緊急時は除く。
長期的視野に立った、予知性の高い治療。再生療法も重視しています(しかし、歯磨きができないと失敗すると考えています)。
歯周病は、自覚症状がないまま静かに進行してしまう病気です。
気づいたときには、大切な歯を失ってしまう原因になることもあります。
さらに最近の研究では、歯周病菌が血液を通じて全身に広がり、さまざまな病気と関わっていることもわかってきました。
歯周病を防ぐためには、早めに気づいて治療すること、そして普段からの予防がとても大切です。歯ぐきの腫れや出血など、少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
日本人が歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病の2つだと言われています。
その中でも、歯周病は全体の40%以上を占める大きな原因となっています。
歯周病は、「歯ぐきだけの病気」と思われがちですが、実は歯を支えている骨まで溶かしてしまう病気です。
歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌によって骨が溶けると、自然に回復するのはとても難しくなってしまいます。
だからこそ、定期的な検診で早期発見・早期治療を行うことが大切です。
歯石やプラークを取り除き、きちんとお口の中をメンテナンスしていくことで、歯周病の進行を防ぎ、大切な歯を守ることができます。
歯科衛生士に歯磨き指導を受けて頂きます。
歯と歯茎の下に溜まった歯石を取り除きます。
歯磨き・歯石除去をしても良くならない部位に手術を行います。
歯磨きのチェックが重要です。
歯周治療で最も大切なことは、しっかりとした歯磨きです。だから治療後にメンテナンス(定期健診)を行うことが重要です。
例えば、糖尿病の治療は、食事や体調により常に変動している血糖値のコントロールを続けることが重要です。これは、歯周病の治療においてコントロールが重要という点で似ています。
口の中は、食べればすぐプラークが増え始めます。3日磨けない所があれば歯ブラシではかなり落としにくくなります。時間がたってさらに硬くなりご自身ではきれいにできません。
だから歯周治療した後は、プラークコントロール、つまり、磨き残した部位が無いか定期的にチェックし、あればその部位を指摘して再発を防止し、かつ除去する必要があるのです。
つまり、簡単に言うと、人間、自分一人だけで口の中を長期に渡り完全に管理することは
歯周病の治療でとても大切なことは、「皆さんと歯科衛生士、歯科医師の3人が一緒に治し、維持していかねばならない」ということです。
皆さん自身が治そうとして治療に参加して頂かないと、歯周病になった歯は良くなりませんし、治療の成果は続きません。一緒に頑張って頂くと、将来的に抜けるほど進行する歯周病の歯も、残る可能性が高くなります。
私どもには、そういった実績があります。私どもはできる限り、一人一人の今あるご自身の歯を残し、長く噛み続けることができるようにと日々治療しています。この考え方に賛同して頂ける方には、ご自身で治したいという意欲が必要不可欠なことを理解して頂きたいのです。
また、歯周病は治療しても再発しやすい病気です。だからこそ、治療後も定期的なメンテナンスを続けることが、再発予防と健康な歯ぐきの維持につながります。